介護職のお給料は安いというイメージがありますが本当のところはどうなのでしょうか。
ますます進む高齢化社会に介護職は更に需要は高まって行くと予想されます。
資料を元に実態を調べてみました。
厚生労働省の「賃金構造基本調査(賃金センサス)をみる限り、確かに介護職の給料、所得は全産業平均と比べると大きな差があります。
しかし、他の産業に比べ「介護産業」はまだ日が浅く、新しい産業です。
2000年に介護保険制度が始まってまだ14年。現在介護業界で働く方達は他の産業に比べ、勤続年数が短く、介護労働安定センターが行った調査でも勤続年数が2年以上10年未満の方が過半数を占め、10年以上の勤務年数の方は1割程度しかいません。
この事から「介護の仕事は給料が安い」というイメージは間違ってはいないのですがそれはまだ新しい業界の為、全体的に勤続年数がまだ浅い従事者が多く、今後は昇給等で他の産業に近づいて行くと予想されます。
勤続年数と年令を考慮したグラフです。
他の産業と比べてもそんなに差が無くなります。
女性に至っては看護師に次ぐ給与所得となっています。
この事から介護職は他の産業と比べても一概に低いとは言えないという事が見えてきます。